愚痴

派遣の仕事も、一ヶ月経ったのにミスを指摘されてからアッとなることが減らない。時々、薬漬けだからこんなに物覚えが悪くて要領が掴めないのかもしれないと考える。わたしは早く痴呆になるんではないか。発症する確率は何倍にも上がっているだろう。

わたしは「今」しか知らない。というよりついさっきとしての今しか知らない。過去がないし、未来もない。だから失敗から学ぶこともなければ、自分の将来を年相応に考えることもない。つまらない人間だと思う。職場の人間と話が合わないので、職場の人間が奇妙に思える。そんな話をしてなにがおもしろいのか、さっぱりわからない。まともな人は、ある意味わたしにとってつまらない。まともでない自分も、まともな人にとってはつまらない。面白いと思い合える人がこの世にいるんでしょうか。

夜のムシが鳴いている、もう秋だ。自律神経をコントロールできない上に通常自立神経のバランスが崩れる季節の変わり目は地獄で、いつ気が狂ってもおかしくないと思う瞬間が度々ある。その瞬間はとても辛い。長く続くと苦行でしかない。

なにかの出来事で狂いそうになっているわけでなく、原因がないことがやっかいで、原因を特定するならば意識があるということ。意識を少しでも自分から離れたところに置いておきたい。そのための過剰服薬なのかもしれない。

こう考えてみると錯乱することが目的ではないから、効かない効かないと騒ぐ必要はなかった。しかし効かない。

お風呂も普通に入った。三時間経過、ちょっと体が重くなってきたけど、疲れからなのかレスタミンのせいなのか区別がつかない。と思っていたら急にタイピングがしづらいし助詞を一瞬間違えるようになっている。効いてきたみたい。それがどうした、何か面白いことが起きるわけでもない、ただ意識を少し遠ざけることをしているだけ。普段も我ここにあらず状態なのに、わざわざすることでもないが、そういう話ではない。